「大地の再生」 矢野 智徳 (やの とものり)さんが デザイナーの玉木新雌が播州織の産地、兵庫県西脇市の工場を改良に来られている現場を見学しています。
元 一般社団法人 大地の再生 結の杜づくり 顧問 合同会社 杜の学校 代表
流域ごとの風土の再生をめざす 奥山の森林・自然は下流の都市と繋がっていて、下流の自然は上流の自然にも大きな影響を与えていることがわかっています。流域全体で考えることがその土地の風土の再生を促します。
①大地の呼吸と循環を再生する(大地の空気と水の通り道を再生する) 現代の土木工事の多くは土中の水脈を分断し、空気の通り道を塞いできました。私たちは、日本各地の大地が呼吸を取り戻し、全体が循環する姿を目指して環境再生作業を行っています。
②風の草刈り、風の剪定方法を身につける(風と光を通す草刈りと剪定) 草刈りや樹木の剪定は、風や光を程よく遮り、通すように行います。刈りすぎず・伐りすぎず。風が揺らす部分を刈るので、「大地の再生」ではこれを風の草刈り、風の剪定、と呼んでいます。
③自然と人との共同作業を大切にする(結の杜づくり) “結の杜”には誰でも参加することができます。力の有る無しに関わらず、各々ができる範囲で「力の流れ」をつむいでいく。それぞれの命が連鎖してゆく自然の生態系の動きのように、力を合わせて“結の杜”をつくっていきます。
④小さな一歩からできる環境整備を大切にする(スコップと草刈り鎌一つから) 自然の営みを学ぶことで、誰でも小さな移植ゴテ(小さなスコップ)とノコ鎌を使って環境整備に参加することができます。
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